オンラインカジノの税金

競馬や競艇などで勝ったお金というのは一時所得となり、勝った金額によっては課税されます。

ではオンラインカジノで勝った場合はどうなるのかというと、競馬や競艇と同じように一時所得扱いになるので、同様に課税されるケースがあるのです。

• 計算式や経費はどうなってるのか？
• どうやって支払いをすればいいのか？
• 大勝ちしても税金が発生しないケース

と分からない方のために、オンラインカジノの税金について解説していきます。

一時所得の計算式と経費

まずは一時所得の計算式を紹介します。

上記のようになっており、経費とは別に50万円の特別控除があります。

経費とは勝利金を得るために賭けた金額、つまりベット額ですね。

年間で勝ったお金だけを全て合計して計算するので、年間で50万円以下の獲得勝利金だったら税金の支払い義務がありません。

重要なポイントは「勝ったお金だけ合計される」ということです。

具体例を挙げていきます。

上記の場合には1回目、2回目、5回目で合計60万円賭けて合計で120万円獲得してます。

3回目、4回目では負けて合計60万円失ってます。

1年間で5回バカラで遊んで、収支はプラスマイナス0円となりますが、負けた3回目と4回目は計算に入れず一時所得の計算が適用されます。

ですから計算式を当てはめると

120万円（獲得金）－60万円（経費となるベット額）－特別控除50万円÷2＝5万円（税金対象の金額）

になりますね。

勝ってないのに、税金を払わないといけないということになるのです（汗）

残念ながらこれが税金の法律なので仕方ありません・・。

税金の支払いは確定申告をする

ではもしオンラインカジノで大勝ちして、税金の支払い義務が発生したらどうやって払えばいいのか？

国税局のホームページから「白色申告書」というものに入力し、確定申告をして納税するだけなのですが・・・。

そもそも確定申告をしたことが無い人にとっては、宇宙語のような言葉が出てきて意味が分からないと思います。

（分かる人は自分で確定申告してください）

分からない方は税務署に電話で聞いたり、確定申告月（3月）より前に税理士の無料相談というのを、各税務署で開催してることがあるので、無料相談を受けてみることをオススメします。

ビットコインでプレイしたら税金はどうなる？

もしプレイする通貨が、ドルや円などの法定通貨ではなくビットコインやイーサリアムなど仮想通貨の場合。

現状は一時所得ではなく、雑所得なるのが仮想通貨です。

しかし、税理士さんの判断もかなり異なるのですが、ビットコインで増えた量は雑所得でオンラインカジノの勝った金額が雑所得という見解が多いですね。

どういった場合にせよ確実に言えることは、ビットコインを取引所へ出金したときには記帳をしておくと、後に税務調査が入っても安全かなと思いますね。

税金を支払わないとどうなるのか

納税は日本人の義務なので、税金を支払わないのは当然ですが法律違反となります。

大きな企業の社長が脱税容疑で逮捕！っていうニュースを見たことあると思いますが、金額によっては実刑をくらう可能性もあります。

数十万円くらいの申告漏れでは実刑にならないと思いますが、追徴課税という税金の支払い額が上乗せされるケースもあるのです。

とはいえ、ぶっちゃけ数十万円程度の金額では税務署が訪問するってケースはほぼないでしょう。

彼らも仕事ですから、小さい金額の脱税を摘発するよりも数億円単位の脱税を摘発したほうが、収益が高いからですね（世の中お金ですｗ）

でもバレないだろうという考えで、確定申告をしないのは脱税行為として間違いはないので、後から面倒なことになるくらいなら少額だった場合でも納税しておきましょう。

オンラインカジノから出金しなければ税金はかからない

本来なら一時所得で課税対象となる金額が発生した場合、納税をしなければいけませんがオンラインカジノの場合はちょっと違います。

オンラインカジノはネット上でカジノをプレイするわけですが、実際には海外のカジノへ行ってギャンブルをするのと同じです。

ですから、オンラインカジノから自分の銀行へ出金をしないということは、海外のカジノで勝った現金をデジポット（預金）しておくのと同じなんですね。

税理士によっても見解は違うと思いますが、僕は上記で問題ないと思ってます。（僕が思ってるだけで間違ってる可能性があります）

つまり、どれだけオンラインカジノで勝っても出金して自分の銀行にお金を振り込まない限りは、一時所得としてはカウントされないということです。

今後は法律が改正されたり、オンラインカジノの法律ができたら別ですが、現状は出金さえしなければ問題ないのです。